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Architecture & Design

歴史的街並みを残す津和野でのまちづくりを行うためには、建築とデザインは重要な仕事です。過去の記憶を残す建物を調査し、文化的に大切なものを後世に残すために丁寧に補修していきます。ヴェネツィア建築大学で学んだ歴史的建造物を読み取る建築類型学を下地に建物や街並みを観察し、そして現代社会に必要な機能を付加した改修を行い、津和野ならではの、私たちにとって大切なことを感じられる場へと紡いでいく仕事を行う建築設計、デザイン活動を行います。

多胡家百一荘, 2023-

多胡家百一荘は、津和野藩筆頭家老多胡家屋敷の台所棟であった小建物を改修した休暇小屋。100年の時間を重ねた木軸組構造を補強しながら、原型の空間構成、建具等を極力残し、現代的な設えに更新しました。太鼓谷神社を抱く山を望み、柚子、栗、枇杷、蜜柑、金柑などが実る樹々がある裏庭は、宿泊者も利用できるハーブ園へとリノベーションしていきます。

cafe&hostel TMC, 2024-

cafe&hostel TMCは、長く地域住民の生活に寄り添ってきた電機・写真店でしたが、しばらく空き家になっていました。この建物を、地域や来訪者にひらいたカフェと宿泊施設として、全面改修しました。カフェの厨房は写真スタジオだった場所で、そのまま残した撮影用照明がその記憶を残しています。2階の津和野川を望む和室は、ホステルの共用スペースとして再活用し、山々を眺めながら過ごせます。

多胡家庭園, 2018-

津和野藩家老多胡家のプロジェクトを開始するにあたり、長く閉ざしていた庭園を町民にみてもらう機会をつくりました。建築家西田司さんと津和野高校生との協働で地元の竹を使ったインスタレーションでお迎えし、群馬県高崎音楽祭で上野三碑の一つ多胡碑羊太夫伝説をテーマに龍笛を演奏する太田豊氏、出雲で活躍している笙奏者森川道弘氏を招聘し、歴史ある多胡家屋敷と庭園改修をはじめることをご先祖様にご報告するべく、雅楽を奉じました。

CONTACT

699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田60-8

一般社団法人津和野まちとぶんか創造センター一級建築士事務所

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